高校は,自分の意志で通う学校です。よって自分に責任を持つことが求められます。つまり,高校とは自分の意志で勉強する場だということになります。また,高校は各々が自分の将来を展望し,進むべき道を見つけていく大きな分岐点となるので,基礎学力を伸ばしながら,自分の人生設計を真剣に考える場となります。

 卒業時に,誰もが口にする「3年間があっという間だった」という言葉に象徴されるように,3年間という時間は非常に短いです。だからこそ,「今日はこういうことを考えた」と言える積極的な毎日を送るように心がけることが必要です。その積み重ねの中に,将来を考えるヒントが必ず隠れており,自分を見つめ,向き合うための材料探しが大切であることを指導しています。

 「中学校までは授業を聞いているだけで理解ができて,定期考査でも良い点が取れていたのに,高校に入ったら急に分からなくなった」という人がいます。そういう人たちは口をそろえて「勉強の方法がわからない」と訴えます。その場しのぎの勉強でこれまで取り組んできた人は,意識を大きく変えなければなりません。授業だけではなく自主学習をすることで,高校の授業内容は理解できるようになります。

 また,「3点固定」つまり,起きる時間」「勉強を始める時間」「寝る時間」を決め,それに従って生活することで,生活にリズムが生まれ,心身ともに健全な状態で何事にも取り組むことができます。部活動をしている人は,疲れて帰宅します。しかし,疲れていることを言い訳にして家庭学習をしないのでは,部活動はあなたにとってマイナスとなります。部活動によって得られることはたくさんあり,かけがえのない思い出にもなりますが,部活動はあなたの進路を決めてくれるものではありません。強い精神をもって,部活動と勉強を両立させることで,「集中力」という素晴らしいプレゼントを得ることができます。部活動を言い訳にせず,両立に努めるよう指導しております。

 高校では「模擬試験」が年に数回実施されます。この模擬試験をしっかり活用することで,学力を大幅に伸ばすことが出来ます。模擬試験は終わったあとが非常に大切です。どこに自分の弱点があり,今後何を克服していかなければならないかを知るチャンスになります。結果だけに一喜一憂していては何の進歩もありません。もう一度受験したら満点がとれるようになるまで解きなおしすることを勧めています。

 
 
 
進路指導室
多数の進路関連書籍,相談や面接指導への常時対応など進路指導を行う上での環境が整備されています。2014年度の合格実績でパワーをもらえます。
 
図書室内の進路資料
進路に関する学習ができるよう図書室で国公立大学,最難関大学などのパンフレットや過去問が自由に閲覧できるようになっています。

 

 

 


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