|
こんにちは。
新年度、始業式・入学式を終えて新たな気持ちで大きな一歩を踏み出している皆さんとこうしてまたお会いできてとても嬉しく思っています。また、新年度忙しい中でこうして退任式を行っていただきますことを、厚くあつく御礼申し上げます。先ほど阿部校長先生、それから瀧口校長先生、前田樹菜さん、温かい過分なお話、お言葉をいただきまして恐縮しております。
平成15年度に安佐北中学校・高等学校の勤務を始めて4年間、先生方と共に、保護者の皆さん方と共に、志し願い続けてきたことがあります。それは他でもない、一つには、校歌にありますが、校歌の通りに文武両道、天下一の安佐北中学校・高等学校にしようという願いであり、取り組みでした。いま一つはそうした環境の中で学ぶ安佐北中・高等学校の皆さん、生徒一人ひとり実力をつけて立派な大人に向けて育成しよう、育てようということでした。先生方と共に歩んだ4年間でありますが、今日皆さんとこうしてお会いしたときに、その成果が出ているな、と思いました。それは皆さんが「凛」としているからです。人間、事あるときには気持ちを引き締めて背筋を伸ばして、真正面から物事に向かっていかなくてはなりません。その姿を「凛」と言いますが、そうした姿を今日ここに立ってみて皆さんにあらためて感じることができました。すばらしいことだと思っています。
私は皆さんに、一流人になってほしいな、という願いを持っております。少しお話させてください。それぞれの分野で社会に出て、それぞれの分野で皆さんには一流人になって欲しい、一流人、職業人、プロです。プロになるために安佐北中学校・高等学校で6年間、もしくは3年間の修行をする・・・。その修行の中身ですが、私もそうなのですが、人間ややもすると弱いものです。逃げたくなることもありますし、諦めたくなることも、投げ出したくなることも、気弱になることもあります。しかし今、アメリカで頑張っている野球の選手、松井選手にしてもイチロー選手にしても、その自分の弱さ・弱点を知りながらそれと懸命に闘ってきています。そしてその成果が出ています。皆さんもぜひ、安佐北中学校・高等学校の6年間もしくは3年間を通じて、自分との闘いを続けて欲しい、と思います。一生懸命、これは当たり前ですね。プロであれば当たり前です。一生懸命で留まっていれば二流・三流です。一生懸命の上に成果を出す、結果を出す努力をしたときに一流と言われるのですね。一流のプロと言われます。
先ほど阿部校長先生の方から、福祉の世界にもう一度飛び込むという話をしていただきましたが、世の中には様々な障害をもっていらっしゃる人がいますね、子どもも大人も。目が見えない、耳がよく聞こえない、体が不自由、ものを覚えることがなかなか難しい、様々なのです。そうした障害を持っている人たちが懸命にまさに頑張っている。実は、安佐北中・高を退職した後そのお手伝いをしようという思いなのです。翻って、そうした大きなハンディキャップを持っている人たちが懸命に頑張っています、懸命に生きています。皆さんはそれに比べればハンディキャップなんかありません。十分な条件をそれぞれが持っています。条件がそろっています。ぜひとも一人ひとり自分の中にある力というものを信じて、それを花開かせて欲しいと思いますし、その余力でそうしたハンディキャップを持っている人たちのために共に生きる世の中をつくって欲しいな、という風に思います。安佐北中・高生はその意味では選ばれた生徒さんたちだと思っています。皆さんには実力があります。どうぞ鍛えてくださって世のため人のため大きく大きく花開いて働いていただければ、と思います。
皆さんの今後ますますの発展・活躍・成長、安佐北中・高等学校のますますの発展というものを願いながらご挨拶といたします。お帰りになりましたら、お父さん、お母さんに、有村がよろしく、よろしくと申していたとお伝えください。今日は本当にありがとう。
(以上は有村前校長先生の許可を得て、ビデオの音声をもとに書き起こしたものです。) |