平成19年11月10日(土),午後1時30分より安佐北区総合福祉センターにおいて開催された『第17回 可部町地域 青少年意見発表大会』の様子です。可部町地域の小中高合わせて13の参加校のうち,本校からは,2年(中2)杉岡 希美さん,4年(高1)中和 萌さんが意見発表者として参加し,堂々とした発表を行いました。
  価値を見直そう  安佐北中学校2年  杉岡 希美

 最近、テレビや新聞で、家庭などから出されるごみの量が増えてきたという話を聞きました。それを処分するために、多額のお金が使われ、埋め立てなどで自然環境が破壊されている場所もあります。また、まちがった方法で処理するために、ダイオキシンなどが発生し、健康への影響も出ています。
 ごみは、いろいろなところから排出されています。しかも、そのごみの中には「飽きてしまった」などの軽い理由で捨てられている、もったいない物が多いと思います。それは、食べ物、衣類、家具・・・いろいろなものに言えることではないでしょうか。
 まず、食べ物の場合、バイキングブームにもその原因があると思います。好きなだけ取ったはいいが、思ったより腹に入らず、一度取ってしまったので戻すこともできなくなって、結局捨ててしまうという人がいるからです。また、自分の好き嫌いによって捨ててしまうということもあります。私はピーマンが大の苦手で、ピーマンが入っていると、よけて食べてしまうのです。当然よけたピーマンは捨てるようになります。世界中には、お腹が減っていても食べる物がない子ども達が大勢いるので、そのことを考えると心が痛むのですが、どうしてもよけてしまうのです。私のような人が何人もいると、山ほどの食べ物が無駄になるということです。
 次に、衣類のことを考えてみましょう。衣服は体の成長につれて、どんどん着られなくなり、結局は捨てなければならないものです。しかし、着られなくなったからといってすぐに捨ててしまうのではなく、もしもまだ着られるものなら、人にゆずるのはどうでしょう。兄弟、知り合い・・・ゆずる相手はいろいろです。私の家でもなるべく知り合いの人にゆずるようにしています。また、江戸時代の人のように、着られなくなったらどんどん別の物に加工して、最後は雑巾にして活用するということを心がけるだけでも、ずいぶん違うのではないでしょうか。家具も、色を塗り直したり修理したりして長く使えば、地球環境破壊の一つの原因になっている森林伐採の問題も解決していくと思います。
 その時は、自分にとって価値がないと思う物でも、それを必要としている人がまだいるかもしれません。それを簡単に捨ててしまうことが、地球上の誰かに迷惑をかけているかもしれません。
 わたしたちの学校では、厚生委員会を中心に、牛乳パックのリサイクルをするなど、ごみの問題に取り組んでいます。それは、ほんの少しのことかもしれないけれど、積み重なれば大きな成果となると思います。
 「自分が快適ならそれでいい」という考えではなく、周囲のことも考えて、日々の生活を見直すことが大切だと、私は思います。

  勇気が残してくれた瞬間  安佐北高等学校1年  中和 萌

 "I want to go shopping with my friend, Jenna. Will you ask your mother if she can take us with her?"
 我が家にホームステイしていたアンドレアが私にそう言った時、私は全ての英語を理解したわけではありませんでした。しかし、その時私が知っていたいくつかの単語をつなぎ合わせ、想像してみた結果、彼女が「買い物に行きたい」と言っていることに気付きました。そこで私は、勇気を振りしぼって言いました。
 "May be OK!" と。
私の"May be OK!"という答えが正しかったのかどうか、自信はありませんでした。しかしアンドレアが嬉しそうに、
 "OK!"
と言ったので、通じたのだということがわかったのです。
 これは、私が中学一年生の時、ホストファミリーとして、カナダからの交換留学生を受け入れた時のできごとです。中学一年生の五月だったので、まだろくに英語を勉強していませんでした。そのため、自分からアンドレアに話しかける勇気はなく、一緒にいるときも黙ってばかりいました。それでも心の中では、何か話しかけよう、話しかけたいといつも考えていました。ですが、何を話そうか、どう言おうかと考えてばかりいるうちに、どんどん日にちが経っていき、アンドレアと一緒に過ごせる日は少なくなってきました。ひょっとすると何も話せないまま、アンドレアは帰国してしまうかもしれない。そんな風に思い始めたある日、彼女が言ったのです。
 "I want to go shopping with my friend, Jenna. Will you ask your mother if she can take us with her?"
 ろくにわからない英語を何とか聞き取って、"May be OK!" という短い言葉ではあるけれど、返事ができた。その瞬間、私は嬉しくてたまりませんでした。間違ってもいい。アンドレアに答えたい。そんなちょっとした勇気が、私に素敵な瞬間を残してくれたのです。
 アンドレアが帰国してから、私は英語に関心を抱き始め、もっともっと勉強したいと思うようになりました。中学三年生の時にはカナダへの短期留学に参加し、友人と一緒ではなく、一人でホームステイをすることを希望しました。それは大正解でした。もし二人だったら、もう一人の人に頼ってしまうだろうし、その友人と二人だけで、日本語で会話をしてして過ごしてしまったかもしれません。ですが、一人なら全てのことを自分でし、全てを英語で伝えなければなりません。そのような環境の中で、積極的に会話をすることで、ホームステイをより充実させることができ、ほんの少しではありますが、生きた英語を身につけることができました。
 私は将来、英語を生かせる仕事につきたいと考えています。今、特にあこがれているのは、キャビンアテンダントです。清楚で、優しくて、いつも笑顔で。カナダへの飛行機の中でも、冗談を言って、不安な私たちを笑わせてくださいました。簡単な英語だったので、私たちもすぐに理解することができました。私もあんな風に英語を使いこなせるようになって、世界中の人に笑顔で素敵な旅をしてもらえるようになりたいと思います。
 勇気を出して"May be OK!"と言ったあの瞬間が、私に夢を与えてくれました。とても感謝しています。これから先も、こんな素敵な瞬間を見逃さず、その瞬間が与えてくれるものを大切にしていきたいと思います。

 

 

 

 


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