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"I want to go shopping with my friend, Jenna. Will you ask
your mother if she can take us with her?"
我が家にホームステイしていたアンドレアが私にそう言った時、私は全ての英語を理解したわけではありませんでした。しかし、その時私が知っていたいくつかの単語をつなぎ合わせ、想像してみた結果、彼女が「買い物に行きたい」と言っていることに気付きました。そこで私は、勇気を振りしぼって言いました。
"May be OK!" と。
私の"May be OK!"という答えが正しかったのかどうか、自信はありませんでした。しかしアンドレアが嬉しそうに、
"OK!"
と言ったので、通じたのだということがわかったのです。
これは、私が中学一年生の時、ホストファミリーとして、カナダからの交換留学生を受け入れた時のできごとです。中学一年生の五月だったので、まだろくに英語を勉強していませんでした。そのため、自分からアンドレアに話しかける勇気はなく、一緒にいるときも黙ってばかりいました。それでも心の中では、何か話しかけよう、話しかけたいといつも考えていました。ですが、何を話そうか、どう言おうかと考えてばかりいるうちに、どんどん日にちが経っていき、アンドレアと一緒に過ごせる日は少なくなってきました。ひょっとすると何も話せないまま、アンドレアは帰国してしまうかもしれない。そんな風に思い始めたある日、彼女が言ったのです。
"I want to go shopping with my friend, Jenna. Will you ask
your mother if she can take us with her?"
ろくにわからない英語を何とか聞き取って、"May be OK!"
という短い言葉ではあるけれど、返事ができた。その瞬間、私は嬉しくてたまりませんでした。間違ってもいい。アンドレアに答えたい。そんなちょっとした勇気が、私に素敵な瞬間を残してくれたのです。
アンドレアが帰国してから、私は英語に関心を抱き始め、もっともっと勉強したいと思うようになりました。中学三年生の時にはカナダへの短期留学に参加し、友人と一緒ではなく、一人でホームステイをすることを希望しました。それは大正解でした。もし二人だったら、もう一人の人に頼ってしまうだろうし、その友人と二人だけで、日本語で会話をしてして過ごしてしまったかもしれません。ですが、一人なら全てのことを自分でし、全てを英語で伝えなければなりません。そのような環境の中で、積極的に会話をすることで、ホームステイをより充実させることができ、ほんの少しではありますが、生きた英語を身につけることができました。
私は将来、英語を生かせる仕事につきたいと考えています。今、特にあこがれているのは、キャビンアテンダントです。清楚で、優しくて、いつも笑顔で。カナダへの飛行機の中でも、冗談を言って、不安な私たちを笑わせてくださいました。簡単な英語だったので、私たちもすぐに理解することができました。私もあんな風に英語を使いこなせるようになって、世界中の人に笑顔で素敵な旅をしてもらえるようになりたいと思います。
勇気を出して"May be
OK!"と言ったあの瞬間が、私に夢を与えてくれました。とても感謝しています。これから先も、こんな素敵な瞬間を見逃さず、その瞬間が与えてくれるものを大切にしていきたいと思います。 |