学 校 だ よ り
 
安  佐  北
 
第 51 号
平成18年 7月19日発行
 
< 学習 >
学習
 
◎安佐北中第一期生からのメッセージ
 安佐北中学校第一期生が安佐北高等学校に進学して約4か月経ちました。
 その第一期生が、安佐北中学校での生活振り返り、また中学校とは異なる高等学校生活の実感をもとに、後輩にメッセージを発しました。
 その幾つかを紹介しましょう。
 
■ けっこう「頑張ろう」っていうやる気がある。先生たちも、めっちゃ気合い入っとるよ。いろいろアドバイスとか、プリント作ってくれて、「サポートされてるなー」って思う。逆にそれがしんどい時もあるけどねっ。
 
■ 3年の頃は「あたりさわりなく生きていきたい。でも、もっとおもしろい人生を歩みたい。」と思っていた。でも、それは無理。だから、今を精一杯生きてください。そうすると夢に近づきます。
 
■ とにかく勉強するのみ!! 今なら間に合う!! ほんま、リアルに留年とかあるし。「やる気があればなんでもできる」というのはマジ。私、「ひとりで追試」とか当たり前だったし、テストも3点とかが普通だったのに、勉強時間30分から増やしていって、今では50点とかとれるようになったよ。あきらめたらそこで試合終了なんじゃーや!!
 
■ 進路というものは、じっくり自分で決めたらいいと思う。絶対ダメなのは「〜さんが〜するから、自分も。」というものだ。こんな軽い気持ちで決めたら、高3あたりで本当に真剣に進路について考え始めた時に、後悔してしまうかもしれないからだ。今のうちに、自分はいったい何が得意なのか、何になりたいのかをじっくり考えて選択すると、絶対まちがいは出てこないと思う。
 
■ 不安はあるだろうけど、受験がないからこそ修学旅行や語学研修(参加する人は)がとても充実していて、一生の思い出になると思う。安佐北中学校生活を思いっきり楽しんで、高校に進学したらいいと思う。
 
■ 3年の時は、まだ自分がやりたいことがコロコロ変わっていました。先生もあせっている様子もなかったし。でも、今少しずつ進路ガイダンスなどを通して、先が見えてきました。
 
< 集中力 >
集中力
■ 苦手だった数学の確率や文章問題が「数学A」とかいう必須教科となって襲いかかってくるし、取ったことのない30点代、40点代にまでテストの点が下がりました。苦手つぶしに数Aにばかり力を入れていると他の教科にまで手が回らず、困ったもんだ。よって私が言えるのは「中学のうちに苦手はしっかりつぶしとけ。」ということのみです。
 
■ 私が中3の時は、早く高校生になりたいと思っていました。中学生はいろいろ注意されるし、義務教育から早く解放されたいと思っていたからです。でも、高校に入ってみると、勉強は難しくなるし、生徒指導の先生は怖いしで、中学生の時より自由がなくなりました。けど、文化祭にも全力で取り組めるし、すごく楽しい。それに、進路の話も結構進んでくるし、未来のことを考えるのって、すごく楽しいです。今、中3生には、高校のことが楽しみな子もいれば、勉強が不安な子もいると思います。でも、高校生活は一生の思い出になるほど楽しいよ。早く高校へいらっしゃい。
 
■ 軽いノリで安佐北にあがらない方がいい。他の学校よりは数倍苦しいと思う。
 
■ 私は中3の時、専門学校進学を決めていました。それで、勉強についても力を入れてなかったし、だあだあに過ごしていました。でも、高校に入ってみて、だあだあに過ごしてやっていたら、進級が危ない。確かに専門学校にはセンター試験とかないけど、それ以前の問題になってしまいます。
 私が中学の頃、先輩方に「今なら間に合う」とか「勉強しとけ」とか言われても、「どーにかなるでしょ。」って流してたけど、流してる場合じゃないですよ。ほんまにしんどいよ。専門学校だって勉強ができれば特待生で安くなるし、就職だって漢検、英検、みんな役立つよ。とにかく今できることは勉強です。
 
■ 高校になって一気に忙しくなったけど、やりがいがあるし、毎日が充実しているなと思う。私は中学3年の時、安佐北高校が大嫌いだった。勉強のレベルもそんなに高くないし、一気に厳しくなって、本気で違う高校に行こうかなーって考えたこともあった。でも、中学校は楽しかったし、ここまで先生が力を入れてくれたんだから「安佐北高校を変えてやろう。」って思って、そのまま安佐北高校に上がった。
 結論を言うと、安佐北高校に来て良かったなと思う。そして、この高校をもっと上のレベルに上げたいって気持ちでいっぱい。留年とかいろいろ大変なことがあるけど、勉強さえしていれば、めっちゃ楽しい高校生活が送れると思う。それは、中学から一緒の友達がいるからかな? だって分かり合ってるもんね。「この人のこういうところが嫌いなんだよねえー。」と思っても、それはもう分かりきってたことだから、「まあ、いっか。」と思える。とにかく充実してて楽しい。損なし!!
 
■ 今できることから生活を改善し、中1からの復習をしていると、いいスタートダッシュがきれる。たぶん、このまま安佐北高校にいくと、うまくいく人と失敗してしまう人がいると思う。中3の時は進路について何も考えてなかったけど、「自分の今の能力を大きくしていたら、将来いろいろなことを選べる」ということを最近聞きました。だから、中3のみなさんも、将来やりたいことが選べるようにしていたらどうでしょう。
 
■ 僕は中学3年生の頃、このまま安佐北高校に試験なしで進学するのか、スノーボードの強い高校へ試験を受けて進学するのか、悩みました。先生には相談せずに自分自身で考えることにし、夏休み明けには答えを出そうと決めました。安佐北高校へ進学すれば、スノーボードの環境が変わらず、勉強面でも「怠け」が生じると思っていました。最終的には安佐北高校へ進学したのですが、決め手はやはり、試験がないことと、先輩や先生が変わらないという安心感でした。今はまだこれが正しかったのかはわかりません。自分一人で進路を考えた僕ですが、その間はしんどかったです。進路に不安のある人は、安佐北の先生はいい人ばかりなので、相談してみたら不安がなくなると思います。
 
■ 私は「進路」という言葉や話題を少しでも聞くと、ドキドキワクワクするような、ちょっとうかれた中学生でした。私の夢は一般的に考えたら「え?無理」と言われそうなくらい難しいけれど、マイナス思考になるのは良くないと思います。もし失敗したりいろんな人に反対されても、本当にやりたいことは捨ててはいけないと思います。
 
■ ずっと安佐北高校にあがると思い続けていて、他の学校に行こうかと思った時には、もう遅かった。受験して合格するわけもなく、「推薦もないなら、もういいや。」と思った。先生達の自分達に対する期待が伝わってくることが多く、期待されると失望されるから、いやだなーとずっと思ってた。
 
■ 3年のときは、進路についてもかなりアバウトだったけど、4年になってみると、5年になってからのコース選んだり、すごく自分のことなんだって実感した。最後は自分で決めなくちゃいけないけど、先生はちゃんと相談にのってくれたし、家族とも話し合えば、自分にあったものが見えてくるはず。
 
■ 自分が安佐北中を受けた理由が、「高校受験がないから」だったから、中3になったとき、他の高校を受けようとは全く思わなかった。安佐北はレベルが上がっているから、勉強はキツイ。「追試にかからないように」って今がんばっとるけど、まずは提出物よね。平常点30ポイントで満点だったら、勉強をちょっとがんばれば45ポイント。だから毎日ちょっとずつがんばればOK。
 
■ 3年の時は「高1になれても高2になれんし。(笑)」ってしょっちゅう言ってた。4年になって何も思わずに普通にテスト勉強して、その結果追試になった。平常点はちゃんとあると思っていたけど、30ポイント中15ポイントだった。ギリギリでビックリして、本気で留年すると思った。だから、留年しないようにがんばっている。
 
< 持続力 >
情報科学部
■ 中学校の時は「このまま高校に上がれるんだから勉強なんていいじゃん。」と簡単に思っていたけど、高校では中学校で習ったことが必要で、本当に困っている。私はこわい。自分の希望の進路に進むには、国・数・英をやる必要がある。やっぱり嫌なことから逃げてはいけないんだと思った。家も遠いしやりたいこともたくさんあるのに、次々進んで「やってられっかー。」と不安。気合いをいれてがんばって卒業しなくちゃ。
 
■ 部活が中3の10月頃から(高校で)始められるのが、高校でも続けようと思っている人にはいいと思う。進路のことも少しずつ考えることができたので、あんまりあせってないし。安佐北でよかったと思う。
 
■ 私は4年になって初めてはっきりした夢ができました。その時感じたのは、夢が少しでもはっきりしたら、先生に相談するといいということです。夢によって進む道が違うから、先生たちにしっかりアドバイスしてもらうといいです。そうすれば高校の学習もやる気がでます。
 
■ 中学と高校で大きく変わるのは、留年があることと、提出物の増加ですが、よほどのことがない限り、留年したりはしないので安心してください。ただ、宿題の増加はハンパじゃないです。先生を憎みたくなるくらい出されますよ。今のうちから家庭学習に慣れてください。
 今の学力に不安がある人は、夏休みの間に1、2年生の時の復習をしておいた方がいい。テストの点が85点以上ない人、成績表に3がある人・・・夏休みの間に勉強をする習慣をつけておけば、夏が終わってもその習慣が持続するはず。
 
■ 予想以上に提出物が多いけど、ついて行けなくてヤバイってほどではないです。中学の時より予習が重要かも。英語とか特にね。本気で勉強しないと、できないものは本当にできなくなるので、焦る前に先生とかに聞いた方がいいかもしれません。慣れるまでしんどいし、慣れてもめんどくさい。部活時間も長くなって帰るのも遅くなるけど、自分たちでできることも増えるから、なんだかんだ楽しいかも。
 
■ 初めは不安だったけど、思ったよりラク。授業はすごく楽しくて分かりやすい。質問が中学校以上にしやすいし、先生も気づいてくれるから、安佐北で良かったと思う。
 
■ 私は中3のとき、「安佐北中学校に来て本当によかったな」とすごく思っていました。なぜかは分からないけど、充実してるなあ・・・ってぼんやり思ってました。今は勉強とか部活とかで中学の5倍近くしんどいけど、中学からこのメンバーで、よく知っている先生達とずーっとやってきたことが、全部今の頑張りにつながってるのかな?と思います。明らかに中学の時より頑張ってる・・・と気づきました。中高続けて行く意味は、やっぱり高校に入ってから感じるものだと思うし、今の私は安佐北高校でよかったって思っています。
 
◇   ◇   ◇
 
 さて、安佐北中学校の3年間をかけて様々な体験と学習をしてきた第一期卒業生にあっても、総じて続く安佐北高等学校での学習を甘く見ていたようです。
 生徒たちは安佐北高等学校に進学してはじめて、
      ・ 義務教育である中学校と義務教育ではない高等学校の違い
     ・ 基礎的基本的内容が中心となっている中学校教育と深化・発展的内容が
      多数盛り込まれている高等学校教育の違い
を実感し、さらには、
     ・ 「今日の安佐北は昨日の安佐北ではない。明日の安佐北は今日の安佐北
      であってはならない。」を合言葉に教職員が一丸となって推し進めてきて
      いる北の学舎安佐北高等学校の新しい教育
を意識したというところなのでしょう。
 
 ご承知の通り、安佐北中・高等学校は、生徒に求める学習意欲や学力のレベルを年々上げてきています。そして、その一環として安佐北の現4年生については、進路達成目標を「〈希望進路実現率〉100%、〈大学進学率〉80%以上、〈国公立大学進学率〉25%以上」とし、その実現に必要な諸策を各分掌部、各教科、各学年等において着々と推し進めているところです。また、併せて6年生と5年生のさらなる実力アップと希望進路実現のための諸策も強く推し進めています。
 いずれにしても、安佐北は安佐北生の全てに、「頑張る」ことも「全力を尽くす」ことも、また「辛抱し努力する」ことも当たり前のこととして、今後も求め続けていきます。それらは、生徒が生徒自身の夢・志を引き寄せるために決して欠すことかできない、最低限の条件だからです。
 
 
< 学舎(まなびや) >
学舎(まなびや)
 
( 了 )